染め型紙展 in わッつ

 

名古屋造形芸術大学・名古屋造形芸術短期大学 造形芸術センター所蔵 石井コレクション 伊勢型紙 花と蝶


伝統文様から「かわいい」まで・・・
名古屋造形大学所蔵・石井コレクション
『染型紙の技と美』を、ほんのちょっぴりですが、 ご当地の皆様にご覧いただきます。
 
期日:2020年8月18日(火)~8月29日(土)
会場:わッつギャラリー  ※日・月休館
 
 
今春、豊田市民芸館で記念企画展として開催し、 県内外在住のご覧頂いた皆様に、ご好評賜りました展覧会の ミニ版です。
こちらわッつさんからほど近い、名古屋造形大学が 所蔵する「伊勢(通称)型紙たち」です。
染型紙とは、柿渋で貼り合わせた和紙(型地紙)に彫刻刀で 文様を彫りぬいたもので、いにしえより着物や手ぬぐいなどを 染めるのに用いられました。
本来染めの“道具”でもある型紙ですが、精緻で伝統的な 技法で細かく彫りぬかれた染型紙は、それ自体が美しく、四角い 和紙の中に表された文様は、時代の粋を感じるデザインです。
今回ご紹介するのは、明治から昭和にかけての懐かしい時代 名古屋の着物ファッションを支えてきた型紙たちです。
名古屋造形大学で研究資料として所蔵する型紙23.000点の中の、 極めて一部ですが、ご高覧の皆さまに、いま令和の生活の折々で 文化的価値を再認識して頂ければ幸いです。
 
2020年盛夏
名古屋造形同窓会『2020 染型紙展』実行委員会